人の幸せを願う美しい物語「銀河鉄道の夜」宮沢賢治著

文学

どうも、キトテンです

宮沢賢治の代表作

「銀河鉄道の夜」を紹介していきます!

まずタイトルが綺麗!

シンプルかつ美しいですよね

分量自体も多くないので読むのに時間はかからないと思います

ただ書かれたのが戦前なこともあり

原作は読みにくい

そんな本作を現代語訳してくれている

舞台は宮沢賢治の故郷宮城県をモチーフにした架空の世界イーハトーブ

苦労の多い少年ジョバンニの不思議な体験を描いたファンタジーです!!

さぁ美しい宮沢賢治の世界へ一緒に旅に出ましょう!!!

ネタバレを含みます

まだ読んでない方やネタバレが嫌な方は

本編を読んでから戻ってきてね!

登場人物

ジョバンニ

病気の母を持つ少年

漁に出て帰ってこない父の代わりに

バイトをしながら日銭を稼ぐ

カンパネラ

ジョバンニの親友

心優しく

ジョバンニのことを大切に思っている

カンパネラの父親とジョバンニの父親が友達でもある

あらすじ

午後の授業

ある日の授業で先生に

「天の川の正体を知っているものはいるか?」

と聞かれカンパネラ含め数名が手を上げるなか

ジョバンニは手を挙げなかった

先日、博士のところにカンパネラと一緒に行き

天の川の正体を本で読んだので答えはわかっていたが

それはカンパネラとの秘密にしておきたかった

先生 「ジョバンニ、わからないのか?」

ジョバンニはモジモジして答えられなかった

先生「カンパネラわかるか?」

カンパネラ「あれ?なんだったかなぁ〜・・・忘れましたw」

カンパネラもジョバンニの気持ちを悟ってそんな答えかたをしたのです

それがジョバンニにとっては嬉しかった

バイトをしていて放課後遊べない、毎日疲れている

そんな中でのカンパネラの気遣いが嬉しくてたまらなかった

ジョバンニの生活

学校が終わるとバイトに行き

そのお金で母親にご飯を買って帰る

そんな生活が続いて疲れている中

学校ではちょっとしたいじめを受ける毎日

ケンタウル祭

カラスウリの中にランプを入れて川に流すという祭りが行われた

カンパネラやクラスのみんなは祭りを楽しんでいたが

ジョバンニは貧乏だしバイトがあるのでいけなかった

そんな祭りに行くクラスメイトと会った直後

丘の上で横になっていると

電車の中にいた

銀河鉄道の旅

ジョバンニはよくわからなかった

気がついたら電車の中にいて

外は綺麗な花や宝石のキラキラした光に包まれていた

電車の中にはカンパネラもいた

電車の旅では色んな不思議なことが起こった

鳥猟師が鳥を捕まえお菓子に変えてくれたり

途中下車した人が突然消えたりした

ジョバンニはとても綺麗な風景とカンパネラと一緒にいられることがとても嬉しかった

私の印象に残ったのはサソリ座のお話

サソリ座

サソリは毒を持ってたくさんのものを殺めてきた

だがある日、イタチに追いかけられ食べられそうになった

必死に逃げて井戸に落ちて溺れてしまった

そんな死の間際サソリはこんなことを思うのだ

「私はこの毒でたくさんの命を奪ってきた、だが私はどうだ

この命を守ために必死になり挙句に溺れて死ぬ。

イタチに食べられればあのイタチは今日を食い凌げたのではないか?

命を授かるのであれば誰かのために死にたい

そう思ったのでサソリ座の心臓部分は赤く光っているのだ

心を燃やしているのだ(鬼滅の煉獄さんみたいじゃんwって思いましたw)

銀河鉄道の目的

色んなことがあったがジョバンニはカンパネラと一緒にいられるだけでよかった

北十時駅から南十字駅の旅が終わり

終点についたようだ

周りの乗客たちは降りていきジョバンニとカンパネラの二人になった

ジョバンニ「どこまでも一緒に行こう!僕はあのサソリみたいに、みんなの本当の幸せのためなら、自分の体なん百回焼いてもかまわない」

カンパネラ「僕だってそうだ」

するとカンパネラは涙を流していた

ジョバンニ「本当の幸せってなんだろう」

カンパネラ「僕はわからない」

ジョバンニ「僕たちしっかりやろうね」

「一緒に進んで行こうね」

「一緒に行こうね」

カンパネラの返事が聞こえないと思ったら

カンパネラはもう電車の中にはいなかった

すると電車は暗闇に入っていき・・・

ジョバンニは気づいたら元いた丘の上にいた

祭りをしているところで何やら騒ぎになっているようなので

気になって行ってみた

ジョバンニ「何かあったんですか?」

大人「子供が川に溺れたんですよ」

「溺れた子供を助けるためにカンパネラが助けに飛び込んだのよ」

「溺れた子供は助かったけどカンパネラが見つからなくて」

カンパネラの父親「もうだめだ、溺れてから四十五分経過してしまった」

ジョバンニは胸がいっぱいになり母親の元に急いで帰っていった

ここで「銀河鉄道の夜」は終わりになります

感想

銀河鉄道は死んだ人を天国に運ぶ列車だったのです

そこでジョバンニは幸せとはなんなのかを考えさせられます

幸せとはなんなのかとジョバンニが悩んでいたところ青年が慰めてくれるシーンがあります

「何が幸せかわからないさ。本当にどんなにつらいことでも、それが正しい道を進む中での出来事なら、峠の上りも下りもすべて、本当の幸福に近づく一歩一歩なんだからね」
「ええそうです。最高の幸せに至るためには、
様々な悲しみもすべて神の思し召しです」

宮沢賢治は実際に若くして妹を亡くしています

父親と考えが合わなくて辛い思いをしていたが妹はいつも優しかったそうです

そんな妹が若くして亡くなり

相当ショックだったそうです

その妹がカンパネラと重なるんじゃないかと私は思いました

宮沢賢治の代表作の

「雨にも負けず」

という作品でも

自分を犠牲にして他人の幸せを願うという想いがこめられています

宮沢賢治の幸せとは他者の幸せを願うということだったんでしょうね

わたしも

他者の幸せを願うサソリのように心を燃やせる

そういう人にわたしはなりたい

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